JLACセンター

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開設のご挨拶

日々膨大に蓄積する臨床検査情報の利活用推進に資する目的で、今回JLACセンターを設立いたしました。医療情報ビッグデータにおける臨床検査データの有効利活用は産学官、つまり医学研究、創薬、保健行政に今や欠かせない時代となっています。そのためには正しく性格付けされた臨床検査データの格納が必須です。正しく性格付けされた検査データの格納とは測定法や基準範囲情報が裏付けされたデータを正しい(統一された)コードで格納することです。そのためには検査法の標準化や基準範囲の標準化も必要ですが、それが未完成の段階の置ける現代のデータベースには、最低限に必要なこととして検査項目コードの標準化が欠かせません。

2011年厚労省より日本臨床検査医学会コード Japan Laboratory Code, version 10 (JLAC10) が標準コードとして推奨されていますがが、その利用は非常に低く、正しく運用されているとは到底言えない状況にあります。日本臨床検査医学会臨床検査項目コード委員会からJLAC情報管理の委嘱を受けた唯一の機関として、本JLACセンターが統一的にJLACを管理することで、すべての医療機関が容易に統一JLACコードの格納利用ができ、信頼できる臨床検査ビッグデータの効率的構築が可能となり、膨大な臨床検査情報の2次利活用推進に貢献したいと考えております。関係各団体、各位の多大な理解、協力、支援を心から願っております。

JLACセンター長
康   東天