わが国の医学医療の進展、国民の健康の向上のために、医療データ利活用のご支援を行っております


一般社団法人医療データ活用基盤整備機構は2018年5月に設立され、初代理事長を拝命致しました。

国内における医療の情報化を振り返りますと、およそ1970年代に始まったと言えるでしょうか。その発展の歴史の中での一つのターニングポイントは、1999年の厚生省(現・厚生労働省)通知「診療録等の電子媒体による保存について」でした。電子カルテ元年とも称されるこの年を境に、医療機関への電子カルテシステムの導入が本格的に進んで参りました。電子カルテが全国の医療機関に入れば、過去にない規模での診療データの活用、研究が可能になるという大きな期待がもたれました。一方で、自然に蓄積される記録を用いても研究には使えない、との専門家の指摘もありました。更に、医療データの活用においては、当然ながら、個人情報保護、プライバシー保護が不可欠であり、法的、倫理的観点からの徹底した議論により、関連法規、倫理指針が整備されて参りました。

現在、世界的にも膨大な医療データの活用への期待が高まっている中、わが国においては「診療録等の電子媒体による保存」からおよそ20年を経た現在、次世代医療基盤法が施行され、診療情報の活用の時代へと大きく舵が切られました。非常に多くの関係者の皆様による長年の大変なご尽力の結果として、今日の医療データ活用の時代に至っております。診療データをはじめとする医療データは、一般にはリアルワールドデータとよばれるとおり、蓄積して様々な目的に活用されることを想定しているわけではないため、その利活用には多くの課題があること、特にデータの質は最重要課題であることも知られているとおりです。

当機構は、医療分野において社会貢献をさせていただきたいという強い思いを有する者が集まり、設立されました。この新しい医療データ活用の時代に、課題解決に向けて大変微力ではございますが、貢献できればと願っております。

ご支援、ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。ご質問、ご要望などございましたら、どうぞお気軽にお寄せください。


2018年6月

一般社団法人 医療データ活用基盤整備機構

理事長 岡田 美保子

Institute of Health Data Infrastructure for all (IDIAL)