【医療情報分野におけるモデリングトレーニングのご案内】

医療情報分野におけるデータ交換規格としては、国際的標準であるHL7 FHIRⓇが主流となっています。国内においても、厚生労働省標準規格としてのHL7 FHIR記述仕様が策定され、電子カルテ情報共有サービスでは医療施設からのHL7 FHIRによる登録が求められています。

電子カルテベンダー、ソフトウェア開発事業者においては、HL7 FHIRによる実装が進められています。すでにFHIRによる記述仕様が定義されている特定健診項目などについて実装するのは難しくありませんが、新たな医療応用で、HL7 FHIRによる記述仕様、実装ガイドを作成する場合は、いかに実世界の概念を記述するかが重要で、モデリングが必要となります。モデリングにおいては、ISO規格であるモデリング言語UMLを用いるのが一般的ですが、国内では、UMLを学習する機会は非常に限られています。

そこで、本モデリングトレーニングでは、医療分野におけるテーマを例として、UMLを用いたモデリングにより、上位概念より情報モデルを作成し、モデリングのセンスを磨いていただきます。続いて、HL7 FHIRへのマッピングについて修得することを目指します。実際にモデリングを行っていただくことで実践力を養います。

開催要領

日 時 2025年11月~2026年1月 全日程18時~19時半
場 所 一般社団法人医療データ活用基盤整備機構 IDIAL分室(アクセス

〒104-0061東京都中央区銀座2-8-5 石川ビル 9F

受講料 10万円(税込)(銀行振込にてお支払いください)
※令和7年度スキルアップ助成金対象
講 師

株式会社テクノロジックアート 代表取締役 長瀬嘉秀

【講師プロフィール】
1986年 東京理科大学理学部応用数学科卒業
1989年 株式会社テクノロジックアーツを設立
DCE(Distributed Computing Environment)のオープンシステム化を推進 ISO/IECJTC1 SC32/WG2委員
明星大学情報学部講師 元中国浙江大学客員教授

【著書・訳書】
『独習UML』(監修 翔泳社)、『XPエクストリーム・プログラミング入門』(監訳 ピアソンエデュケーション)、『独習Ruby』(監修 翔泳社)他、訳書著書は105冊を数える。

【国際規格】
日本からISO/TC215に提案している国際規格の開発でモデリングを担当。

お申込みは、原則として初回開催日の5営業日前までにお願いいたします。
また、お申込みの受付けは定員になり次第締め切らせていただきます。

お申込みはこちら

ご質問がありましたら、下記よりお問い合わせください

office-event@idial.or.jp

研修プログラム (予定)

プログラムは今後変更が生じることがあります。

第1回
2025年11月20日(木)
モデリングの意義とHL7 FHIR
FHIRは単なる情報交換形式ではなくモデル化された情報基盤であることを理解する
第2回
2025年11月27日(木)
モデリング言語(UML)
ビジネスプロセス、情報モデルを中心にアクティビティ図、クラス図、ユースケース図
第3回
2025年12月4日(木)
モデリング手法
医療分野における簡単な例を用いたモデリング方法
エンタープライズビュー、インフォメーションビュー
第4回
2025年12月11日(木)
情報モデル
情報モデルの作成方法
第5回
2025年12月18日(木)
モデリング実践
医療分野を例をもとにしたモデリング (実習)
第6回
2025年12月25日(木)
HL7 FHIRへのマッピング
情報モデルからHL7 FHIRへのマッピング (実習)
第7回
2026年1月8日(木)
H7 FHIR IG作成
簡単なFHIR IGの作成 (実習)

お申込みは、原則として初回開催日の5営業日前までにお願いいたします。
また、お申込みの受付けは定員になり次第締め切らせていただきます。

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