【国際標準化人材育成事業のご案内】
医療情報の国際標準開発は、ISO/TC215「Health Informatics」等で行われており、これまで我が国からも参画し規格開発も行われております。しかし近年、韓国、中国、インド等から活発な若手層の参入がある中で、日本からの新規参加は極めて限られており、今後を担う若手層の参入が我が国にとって喫緊の課題となっております。
そこで、令和7年度厚生労働科学研究(BRIDGE事業) 「ヘルスケアとセルフケアのプロセス統合 DX を目指す戦略的国際標準化(24IA1019)」 (代表 九州大学・中島直樹)では、「国際標準開発人材の育成」に取組んでおります。その一環として、この度、英語による議論の研修の機会とeLearningを提供させていただくこととなりました。
若手層だけでなく中堅層、上層部の皆様にもぜひともご参加いただきたく、ここにご案内申し上げます。
医療情報の国際標準に係るeLearning
| 対 象 | 企業、医療機関、大学、行政、その他、どなたでもご参加いただけます |
|---|---|
| 参加費 | 無償 ※視聴いただいた皆様にはアンケートへのご協力をお願い致します |
| 提供時期 | 2025年12月末から2026年3月末 (2026年度も提供継続予定) |
| 内 容 | プログラムは下記表をご参照ください。各回30分~45分程度の予定です |
プログラム – eLearning (一部変更の可能性あり)
| 講義 | 講義の主旨 | 講師 |
|---|---|---|
| ISO/TC215 Health Informaticsが設立された背景 | Health InformaticsというTCがISOにできた国際的な背景。ISO/TC215の組織立て(TC、WG、SCなどの用語説明含む)、参加国、スコープ、他の標準化組織との関係等。 | 株式会社HCI 豊田 建 |
| ISO国際規格開発の基礎知識 | ISO規格開発のステップ(PWI、NP、WD、CD、DTS/DIS、TS/IS)について初めての方に分かり易く解説する。日本の国内対策委員会についての紹介含む。 | IDIAL 岡田 美保子 |
| ターミノロジー・オントロジー国際標準 | 国際的医療情報標準におけるターミノシロジーとオントロジーとはどのような議論であるのか分かり易く解説する。ISO/TC215 WG3について簡単に触れる。 | 東京大学大学院 今井 健 |
| セキュリティ・プライバシー国際標準 | ISO/TC215 WG4の活動を中心に、"Health Informatics"におけるセキュリティとプライバシーの国際規格とは、どのような議論であるのか、分かり易く解説する。 | 一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会セキュリティ委員会 委員長 茗原 秀幸 |
| 国際規格におけるモデリングとフレームワーク | ISO規格におけるモデリングやフレームワークがなぜ必要となるのか、考え方について紹介する。UMLについても簡単な紹介を含める。 | 株式会社テクノロジックアート 長瀬 嘉秀 |
| 医薬品にかかる情報の国際標準 | ISO IDMP、WHODrug、RxNormなど代表的な国際規格について分かり易く簡潔に説明する。ISO/TC215 WG6についても触れる。 | 国立医薬品食品衛生研究所 佐井 君江 |
| 相互運用性と国際標準 | 国際医療情報標準の基盤であるHL7と相互運用性の考え方について解説する。 | 日本HL7協会/日本IHE協会 塩川 康成 |
| IHEの考え方 | IHEはなぜ生まれたのかIHEの考え方について。また医療現場での統合プロファイルとは、何を目指しているものか、基本用語の解説とともに、技術者以外の皆様にもご理解いただけるよう、コンセプトを伝える。 | 一般社団法人日本IHE協会 理事長 安藤 裕 |
| ITUにおける国際標準 | ITUにおける国際標準の開発の枠組み、日本からの参画状況、日本から出された国際標準の例、健康医療情報領域における動向など。 | ITU Digital Health and ICT Accessibility ラポータ 東京大学大学院 川森 雅仁 |
| 標準は、早すぎても遅すぎても深すぎても浅すぎても広すぎても狭すぎても、使われない。 | 成功する標準、使われる標準について、国際的視点から解説する。 | 日本HL7会長 川崎医療福祉大学教授 木村 通男 |
| EHR国際標準の基本理念 - 海外エキスパートによる講義(英語) | EHRに関係する国際規格は少なくないが、国際的には何のために、どのようなことを標準化しようとしてきているのか等。 | 現在調整中 |
| 臨床情報モデル (CIMI)とは何か - 海外エキスパートによる講義(英語) | 臨床情報モデルとは何か、臨床にどうかかわるのか、臨床情報を国際標準にする意義はどこにあるのか、医療にどう益するのか等。 | 現在調整中 |
英語による対面での議論のトレーニング
参加資格は問いません。年齢制限はございません。若手の方を引っ張っていかれるお立場の方にも、ぜひご参加ください。基本的には対面を想定しておりますが、もしオンライン参加のご要望があれば、対面でのトレニーニングにオンラインでのご参加も可能とさせていただくことを検討いたします。
| 実施期間 | 2025年12月~2026年3月 |
|---|---|
| 実施場所 | 東京都中央区銀座2-8-5 石川ビル 9F IDIAL分室 ・東京メトロ 有楽町線 銀座一丁目駅 10番出口 徒歩1分 / 銀座線 銀座駅 A12出口 徒歩4分 ・JR 有楽町駅 中央口 徒歩5分 【アクセスにつきましてはこちらをご参照ください】 |
| 参加費 | 無償 ※参加いただいた皆様にはアンケートへのご協力をお願い致します |
| 参加人数 | A・Bの2グループ、各グループは少人数(5、6人が望ましい) |
| 実施曜日 | グループA:火曜(緑) / グループB:水曜(青) 各グループ12回 |
| 実施時刻 | グループA:火曜 18時~19時半 / グループB:水曜 18時~19時半 |
| 講師派遣 | ブレインウッズ株式会社 グローバル人材育成事業部に委託 |
お申込みは締め切りました
以下の日程で、英語による対面での議論のトレーニングをご提供します。
グループA:火曜(緑) / グループB:水曜(青) 各グループ12回




お申込みは締め切りました
ご質問がありましたら、下記よりお問い合わせください
office-event@idial.or.jp
